3日に富山市八尾地域で開催される越中八尾曳山(ひきやま)祭を前に、同市八尾小学校の1~6年生約240人が1日、準備が進む各町を訪れ、曳山を引いたり、乗ったりして祭りの魅力に触れた。
地元の歴史や伝統文化を学ぶため毎年行っている。今年の祭りで先頭を引き回す「一番山」を務める諏訪町には、4年生が訪問。児童は、曳山に載る御神像や彫刻について住民から説明を受けた後、公民館周辺の約600メートルを引き回し、「わっしょい」のかけ声とともに地域を練り歩いた。
この日は、今町の曳山完成250年を祝った記念式典も公民館であり、関係者が節目を祝った。同町の曳山は初代が1775年に完成し、現在は2代目が巡行している。