春限定のスイーツを味わいながらまちなかを歩くイベントが17日、富山市中心部で開かれ、参加者は6店舗でいちご大福などの菓子に舌鼓を打った。

 富山市民プラザ(同市大手町)がまちなかの魅力を知ってもらおうと企画。「地場もん屋総本店」(総曲輪)では、桜などすべて県産材料で作った特製和菓子「春の香り」を提供。富山城址公園内にある「松川茶屋」では、桜が舞い散る中で手作りの団子を振る舞った。

 まち歩きの途中には、同プラザのスタッフが松川に架かる舟橋や富山城の石垣、デザインマンホールなどについて解説し、参加者は、歴史を学びながら陽春を満喫した。富山市の女性(35)は「歩くことで普段は見えない景色が見られたし、お菓子も全部おいしくて本当に楽しかった」と満足した様子で話していた。