富山県が新たに設けた相談窓口「県こども総合サポートプラザ」が14日、富山市新富町のCiCビル5階で業務を開始する。富山児童相談所など各地に分散していた四つの相談・支援機関を集めた複合施設で、いじめや不登校といった悩みにワンストップで対応する。オープニングセレモニーが11日、現地であった。
総合窓口となる富山児相こども相談センターのほか、県総合教育センター教育相談窓口、県こども・若者総合相談センター、県警少年サポートセンター東部分室を集約。都道府県単位でこれら4機関を1カ所に集めるのは全国初という。
オープンカウンターや、遮音性が高い四つの相談室などを備える。内装の一部に県産スギを使い、温かみのある雰囲気にした。
セレモニーで、新田八朗知事が「相談員が連携し、子どもや家族に寄り添っていく場所へと磨き上げていきたい」とあいさつ。内覧会があり、同プラザの佐原憲英所長が案内した。
14日午前10時から、対面や電話で相談を受け付ける。利用無料で、匿名での相談も可能。電話、ウェブで事前予約できる。月、水、土曜には女性相談支援員による専用窓口を設ける。