富山県砺波市の砺波チューリップ公園で22日から始まる「となみチューリップフェア」に向け、市が再整備した南門が完成した。完成セレモニーが5日、同所であり、関係者が公園の新たなシンボルとなることを期待した。
南門は鉄骨平屋造りで建築面積390平方メートル、延べ床面積160平方メートル。2022年度から再整備を進めてきた。砺波地方の伝統的家屋様式「マエナガレ」を生かした造りで、券売所や多目的スペース、多機能トイレも設けた。事業費は国の補助も含め2億1800万円。
5日の完成セレモニーは、フェアを前に市民が公園を清掃する恒例のボランティア活動に合わせて行った。参加した市内の企業や自治振興会など22団体520人を前に、夏野修市長が「整備を支えているのは利用する皆さん。皆さんの公園としてこれからも愛してほしい」とあいさつ。関係者がテープカットし、門を通り初めした。
セレモニー後はチューリップタワーの周辺や円形花壇などの雑草やごみを拾い集めた。