富山県砺波市栴檀山(せんだんやま)地区で1人暮らしの住民同士が交流する「綽如杉(しゃくにょうすぎ)の会」が1日、栴檀山農村集落センターで発足した。初回は60~80代の8人が和やかに歓談した。
同地区では4軒に1軒が1人暮らし世帯であることから、地区内でのつながりを深め孤立を防ごうと、栴檀山社会福祉協議会(前田幸雄会長)が企画した。
会名は栴檀神社(同市井栗谷)の樹齢600年以上とされる市の天然記念物、綽如杉から名付けた。
参加者は「防犯面が心配」「健康のために毎日体操をしている」といった日頃の不安や悩み、過ごし方などを共有。市社会福祉協議会が1人暮らし向けのサービスを紹介した。
会の年齢制限は設けず、毎月1日に開く。今後は意見交換やレクリエーションなどの活動を行っていく。