井波彫刻師でチェーンソーアート作家の音琴冰春(ねごとすいしゅん)さん(66)=富山県砺波市杉木=が、巨大なティラノサウルスの木像を制作した。21日に南砺市山斐の複合施設「秀夢木楽館(しゅうむきらくかん)」で開かれるクリスマスイベントで展示し、親子連れらに楽しんでもらう。

 木像は高さ1メートル70センチ、長さ2メートル60センチ。スギの丸太をチェーンソーで削り、全体を造形した。口を大きく開けた迫力ある姿が特徴で、制作には2カ月を要した。

 音琴さんは「これまでで最も大きな作品の一つになった。子どもたちには乗って写真を撮るなど、自由に楽しんでほしい」と話している。

 イベントは正午から。木像の展示のほか、民謡歌手、寺崎美幸さん(上市町)らによるライブや飲食コーナーなどがある。