富山市観光協会は、市内から見られる立山連峰の絶景スポットをまとめた「立山連峰眺望パンフレット」を初めて製作した。1万部を用意し、1日から市役所と富山城址公園内の市まちなか観光案内所で配布する。企画した太田直(すなお)さん(43)は「実際に訪れて風景を見た感動を味わってほしい」と話した。
パンフレットはA5判で観音折り8ページ。市役所展望台や富山大橋、岩瀬浜など、市内のスポットを同協会が20カ所選び、フルカラーで掲載。各地点から見られる立山連峰の写真とともに、場所の説明や駐車場の有無などを紹介している。冊子の上部は立山連峰のパノラマ写真をあしらい、尾根に沿ってかたどる加工をし、目を引くデザインにした。
同協会のX(旧ツイッター)では、立山連峰を写した投稿が人気を集めている。パンフレットは実際に訪れた観光客に、より魅力を感じてもらおうと製作した。問い合わせが多いという雪化粧を見られる時期やきれいに見える条件などの疑問に答えたQ&A集、掲載場所を一覧にした地図も記した。
太田さんは「観光の際に持ち歩き、パノラマ写真と風景を見比べるなどして楽しんでほしい」とPRした。