21日に大阪市で行われる大相撲春場所13日目で、西三段目21枚目の朝乃山(31)=富山市出身、高砂部屋=は、東三段目筆頭の千代大牙(25)=大阪府出身、九重部屋=との7番相撲に臨む。ここまで前に出る相撲で無傷の6連勝。近畿大で同級生だった西三段目33枚目の朝玉勢(31)=三重県出身、高砂部屋=と全勝同士で並ぶ。

 朝玉勢の7番相撲も13日目にあり、西三段目6枚目の大昇龍(山響部屋)と対戦する。先に取組を行う朝玉勢が敗れ、朝乃山が勝った時点で、朝乃山の三段目優勝が決まる。

 通常だと7番相撲は全勝同士が対戦するが、2人は同部屋のため別の相手と7番相撲が組まれた。7番相撲を終えて星の数で複数人が並んだ場合、23日の千秋楽で優勝決定戦を行う。

 千代大牙は173センチ、125・2キロの小兵。ご当所の今場所は、5勝1敗で勝ち越しを決めている。最高位は幕下27枚目。