「氷見イワシ」をブリと並ぶ富山県氷見市のブランド魚にしようと、ひみ番屋街は15日、初のプロモーションを始める。「イワシのぼり」を新調したほか、施設内で商品を扱う飲食・販売店の一押しを紹介したマップや、のぼり旗も作り、本格的に魅力をアピールする。

 氷見では春先からイワシが多く取れ、広辞苑に「氷見鰯(いわし)」として掲載されている。マイワシの体には黒い斑点が七つ前後あり、氷見の春「ナナツボシ」プロモーションと名付けた。

 300匹のイワシのぼりはこれまでより1・5倍大きくした。手書きのマップは刺し身やにぎりずし、みりん干しなど20店の商品を掲載した。各店にポップも置き、探しながら歩ける仕掛けもつくる。

 運営する氷見まちづくりの尾町和広取締役事業部長は「今年は特に100トン、200トン単位で取れている」とし「ブリのように全国に名を轟かせ、訪れる人を増やしたい」と話す。プロモーションは4月24日まで。