JR富山駅の若手駅員と富山大生が協力し、駅周辺にあるお薦めのスポットやグルメを紹介するリーフレットを作った。14日で北陸新幹線開業から10年となる中、若い視点で県都の玄関口の魅力を発信する。

 JR西日本の20代駅員と富山大の学生合わせて10人が参加した。学生は経済学部の授業の一環で県内の観光地や名物を取材し冊子を作っている「とやまリーフレットプロジェクト」のメンバー。今回は駅員が駅前の情報に特化したPRアイテムを作りたいと考え、学生たちに声をかけた。一緒に魅力を探り、約1年かけて仕上げた。

 リーフレットはA4判の三つ折りタイプで5千部作り、新幹線改札口そばに設置。お薦めスポットは徒歩圏内にある富岩運河環水公園や富山市役所展望塔、市ガラス美術館、市郷土博物館を紹介した。

 グルメは駅前の商業施設「マリエとやま」「マルート」「きときと市場とやマルシェ」に入る飲食店5店舗のすしやチャーハン、豚肉ステーキなどを掲載。それぞれ写真付きで取り上げ、取材メモも添えた。

 学生代表の菊田万智(まち)さん(経済学部3年)は「気軽に手に取ってほしい。何度も富山へ足を運んでもらうきっかけになればうれしい」と話している。