富山県氷見市灘浦小学校の6年生が、ふるさと学習で学んだ地元のすてきな場所や特産を題材に、すごろくを作った。写真付きで30カ所を紹介し、QRコードを読み取るとそれぞれの説明文を見ることができる。12日、市社会福祉協議会に25部を贈った。(吉田博昌)

 児童12人は6年間で灘浦校区にある虻(あぶ)が島や長坂の棚田、石動山、寺社などを訪れ、灘浦みかんや女良わかめといった特産についても学んできた。

 6年間の集大成として子どもから大人まで楽しめるすごろくを作り、「灘浦すてき発見!すごろく~未来につなげよう 灘浦のよさ~」と題した。校区の形をバックに51マスを配し、ゴールを目指しながら30カ所をたどれる。各写真の横にあるQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ると、その場所における自分たちの体験や、地域の人から聞いたことを基にまとめた説明文が表示される。サイコロを切り抜いて作れる遊び方を書いた紙も用意した。

 橋本理史さんと澤田美和さんがボランティア総合センターが入るいきいき元気館で同協議会の森脇俊二事務局次長に贈った。2人は「楽しみながら灘浦の良さを知ってもらえたらうれしい」と話した。

 同協議会は25部のうち、21部は21の地区社会福祉協議会に配り、残り4部はレクリエーション用具として貸し出す。すごろくは灘浦校区の全戸にも配る。