富山県氷見市で2年ぶりに開かれる春の全国中学生ハンドボール選手権大会(春中ハンド)を盛り上げようと、同市中央町の土産店「勘右衛門母母座(かかざ)」の店主、川嶋裕美子さん(64)が全国から訪れる選手たちへの応援の思いを込めた鈴の飾りを作った。25~29日の大会期間中、メイン会場の市ふれあいスポーツセンター物販ブースで350個限定でプレゼントする。
春中ハンドはことし20回目の節目を迎える。長年、物販ブースに出店している川嶋さんはブリ最中(もなか)などオリジナル商品の販売を通じて選手や監督と交流してきた。昨年は能登半島地震の影響で大会が福島県で代替開催され、寂しい思いをしたという。
鈴の飾りは「頑張ってね!」のメッセージを入れた台紙に留め、台紙には自身の似顔絵を貼り付けた。
川嶋さんは店の被災を乗り越え、昨年5月からの再開後はさまざまな被災者支援活動に取り組む。「選手へのエールとともに氷見が復興に向けて頑張っていることを伝えたい」と話す。