「第31回春を生ける北日本いけばな展」の後期展が2日、高岡市の御旅屋セリオで始まり、春を感じさせる作品が会場を彩っている。3日まで。

 県内11流派の華道家と一般公募による96点を展示した。1日まで開かれた前期展から、三人席11点、中作席63点、公募席14点が入れ替わった。

 桜や梅、菜の花、チューリップなどの花材を使い、明るい雰囲気で表現した意欲作が並ぶ。ひな人形を添えた作品や、詩の世界観に寄せたものもある。

 会場には大勢の人が訪れた。射水市の根来登志美さん(67)は「春が近づいていることを感じた。器に至るまで作者の心が伝わってきて癒やされた」と語った。

 同展は1994年から県華道連合会と北日本新聞社が開いている。