富山県南砺市利賀地域で仕込まれたどぶろくを味わう「どぶろく祭り」が同地域の民宿「中の屋」であり、約40人が地元の味覚とともに堪能した。
中の屋が1976年の開業から50年目を迎えたことを記念し、感謝祭として企画した。経営者で「利賀百姓塾」を主宰する中西邦康さん(83)が、地元で有機栽培した酒米と湧き水を使って醸造したどぶろく「まごたりん」を3種類用意。氷見市と石川県中能登町のものもそろえた。
中西さんは「農業で面白いことができないかと思って始めた」とあいさつ。田中幹夫市長は「無農薬のコメで作ったどぶろくを世界に発信すれば、もっと盛り上がる」と語った。
参加者は各産地のどぶろくを飲み比べながら、イワナの塩焼きや山菜などの郷土料理を味わった。