富山県黒部市特産の白ネギを使った「ご当地バーガー」が16日、同市の道の駅KOKOくろべで1日限定で販売された。市内の桜井高校の生徒が考案したメニューで、この日は生徒が調理し、店頭で魅力をPRした。

 桜井高校と、KOKOくろべ内で加工品などを販売する会社「黒部はるか」は、白ネギの魅力を広めようと、昨年7月から白ネギを使ったバーガーの開発に取り組んできた。

 生活環境科食物コースの3年生8人が4種類のメニューを考案。11月には審査会を学校で開き、作ったバーガーを関係者に試食してもらった。審査の結果、白ネギのフライや目玉焼きを挟んだ「黒部ネギフライバーガー」が採用された。

 この日は生徒6人が店内でフライや目玉焼きを調理し、バーガー80個を作った。1個480円で、「ご当地バーガー売ってます」などと呼びかけると次々に客が訪れ、40分ほどで完売した。

 石田小遥(こはる)さんは「何度も試作してきたバーガーが本番でうまく作れて、完売したのでとてもうれしい」と話した。