高岡大仏を拠点に地域の魅力創出につなげる催し「大仏Night(ナイト)」が29日、富山県高岡市定塚町の大仏の横にあるカフェ「amida coffee(アミダコーヒー)」で始まった。毎月多様なテーマで学びと交流の場を提供していく。
地域の良さの再発見や参加者同士の新たなコミュニティー形成に役立ててもらおうと、高岡大仏の魅力を発信するNPO法人「大佛三郎」、まちづくり会社「高岡家守」、同カフェの3者が企画した。催しでは講演と交流会を行う。
初回は住民ら22人が参加。講演では高岡市立博物館の仁ヶ竹亮介主幹が「高岡大仏周辺の歴史話」と題し、高岡大仏が江戸後期と明治期に2度大火に見舞われたことやそれぞれの再建の動きなどを紹介した。交流会では和やかに意見を交わした。
今後は伝統産業や市中心部の取り組みなど毎回異なるテーマで開催していく。大佛三郎の関本尚彦代表理事は「大仏の横で語り合うきっかけをつくっていきたい」と話した。次回は2月19日に開く。