射水市中太閤山小学校の5年生が27日、転がると音が出るボールを使う視覚障害者向けのブラインドサッカーを体験し、パラスポーツを通して障害者への理解を深めた。

 スポーツを楽しみながら、自分の考えを言葉にして正確に伝える方法を学び、人を思いやる心を身に付けてもらおうと、市サッカー協会グラスルーツ委員会が企画。窪哲志委員長を講師に、同校体育館で児童約50人を対象に実施した。

 アイマスクを着けた児童は、指示役から方向や距離を聞き、足で位置を確認してボールを扱った。空振りしたり、ボールのない方向に進んだりと苦労しただけに「ぶつからないか怖かった」「視覚障害者の大変さが分かった」などと振り返った。