冬の味覚をPRするイベント「ぶり・鰤(ぶり)・ブリづくし」が19日、富山県氷見市北大町のひみ番屋街で開かれた。大勢の来場者が、今季6万8千本以上水揚げされている豊漁の「ひみ寒ぶり」の解体ショーなどの催しや飲食を堪能した。
解体ショーでは、番屋街に店がある東軒満彦さん(魚廣)と河端幸作さん(ばんや鮮魚直売所)が「鉄人」として登場し腕前を披露。10キロ以上のひみ寒ぶりが用意され、三枚おろしや焼き用、ぶりしゃぶ用などに切り分けた。来場者は巧みな包丁さばきに写真を撮りながら見入っていた。
イベントでは「ミニひみ寒ぶり丼」や「鰤かす汁」の販売や、ブリの重量を当てるクイズ、番屋街の店を巡るスタンプラリーなどでにぎわった。豊漁の喜びとさらなる期待を込めた氷見有磯太鼓のステージもあった。
小矢部市の会社員、長谷川久美子さん(35)は「毎年楽しみにしており、今年の解体ショーのブリは大きく見えた。豊漁のブリを味わいたい」と話していた。