富山県氷見市の小学生を対象にした「氷見の魚(寒ブリ)を知ろう事業」は15日、湖南小学校で始まり、6年生がブリの解体を見学し、刺し身を味わった。
市が氷見の寒ブリについて学んでもらおうと行い、昨年度は能登半島地震の影響で中止になったため2年ぶりの開催。
児童は市職員から昨年11月20日に「ひみ寒ぶり」宣言が出され、今季は6万5千本を超える豊漁と説明を受けた。
氷見漁港でこの日水揚げされた10・3キロが用意され、氷見鮮魚商組合員で地元の酒井鮮魚店の中江奈己さん(55)が三枚おろしにした後、ブリカマやトロの部分について説明しながら刺し身に仕上げた。豪快な包丁さばきに児童からは「おー」と歓声が上がった。
児童はしょうゆやわさびを付けて赤みや大トロを味わい「うま!」とにっこり。それぞれお代わりをしていた。森悠真さんは「脂が乗っていておいしい。ご飯が食べたくなってきた」と話した。
事業は28日まで残り8校で行われる。