俳優の紺野美沙子さんが主宰する朗読座の氷見・能登応援公演が13日、富山県氷見市芸術文化館で開かれ、能登半島地震からの復興を願って詩の群読や物語の朗読を繰り広げた。

 第1部「あなたが輝く言葉とメロディ」では、紺野さんが映画やドラマの名せりふをメドレーで披露した。木製ハンマーで弦をたたく楽器「ハンマーダルシマー」の奏者、MiMiさんとピアニストの竹村夕子さんがテーマ曲を演奏し、氷見市在住の芸人、吉田サラダさんが劇中人物に扮(ふん)して登場した。

 谷川俊太郎さんの詩「生きる」の群読では、来場者770人と心一つに声を合わせた。

 第2部は、一夜だけ花を咲かせる植物の物語「さがりばな」を紺野さんが朗読。命のつながりをテーマにしたストーリーに観客を引き込んだ。

 収益は復興支援のため氷見市と能登に寄付する。北日本新聞社後援。