富山県の魚津高校の2年生10人は27日、市内の商業施設2カ所で、家庭で不要になった育児用品や生活用品を回収した。29日に「次の宝物発見市」と銘打った譲渡会を開き、回収したものを希望者に渡す。

 地域課題の解決を目指す総合的な探究の授業の一環で実施した。「福祉」をテーマに活動する生徒が、子育て世帯の経済的負担の軽減などにつなげたいと企画した。回収・譲渡会場の選定や交渉、運営を全て担っている。

 この日は生徒が魚津サンプラザとMEGAドン・キホーテUNY魚津店に分かれ、買い物客らから子ども服やおもちゃ、絵本などを引き取った。回収は25日にも行った。

 29日の譲渡会は午前11時~午後0時15分と同1時~4時にアップルヒルで行う。代表の堀田蒼士(あおと)さん(17)は「家で宝の持ち腐れになっていたものが、必要としている人の元に渡ってほしい」と話している。