初売りに向けた福袋売り場の準備が、富山市婦中町下轡田のファボーレで進んでいる。26日も担当者が赤色の大きな袋を売り場に運んだ。今年の元日は能登半島地震が起きたことから、幸せな新年になるよう願って準備している。

 1階の「太陽の広場」は紅白幕が張られ、家電や寝具、生活雑貨などを詰めた「ファボーレ福袋」が山積みになっている。両手で抱えるほどの大きな福袋で真っ赤に染まる。

 広場は、能登半島地震で天井の鉄骨柱が一部崩れ落ちるなど被害を受けた。臨時休業を余儀なくされ、改修工事も行った。

 ファボーレを運営する富山フューチャー開発の姫野芳明総務部長は「お客さまと従業員に助けられて乗り越えられた。来年は初売りから多くの方に福をお裾分けし、地域とともに歩む一年にしたい」と話す。

 福袋の価格は1万1千円。ウェブで予約を受け付けた888袋は既に完売し、元日は88袋を抽選で販売する。抽選券は当日午前8時半~同55分に1階の「ときめきの広場」で配布する。