第32回全国中学校駅伝(男子6区18キロ、女子5区12キロ)が15日、滋賀県希望が丘文化公園で行われ、富山県代表は女子・大沢野(出場は3年連続8回目)が42分5秒で、2年連続で2位となった。男子・速星(16年ぶり3回目)は1時間0分30秒で33位だった。

 大沢野の2位は県勢過去最高タイ。5区・黒川志帆(3年)が10分17秒で区間賞を受賞した。男子は初出場の藤(埼玉)が57分17秒で優勝し、女子は京山(岡山)が41分18秒で2連覇した。

 大沢野は、1区・長森結愛(3年)が2位で2区・大毛利さくら(同)につないだ。1位でたすきを受けた3区・山本蘭奈(同)は3位に順位を落としたが、4区・笹川愛唯(2年)が2位に浮上。アンカーの黒川が快走を見せ、順位を守ってゴールした。

 チームは前回記録を1分短縮したが、トップの京山に47秒差で及ばなかった。前回の京山とのタイム差は49秒だった。主将の長森は「優勝できず悔しいけど、一人一人が全力を出し切った。このチームで走れて良かった」と話した。

 速星は、1区・土師(はじ)壮介(3年)が43位でたすきをつないだ。2区以降の5人は懸命に前を追い、順位を上げた。

 大沢野と速星は10月の北日本新聞金鷲旗争奪県中学校駅伝競走大会で優勝し、今大会に臨んだ。