バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の富山グラウジーズは6日、富山市総合体育館で神戸に81-99で敗れ、開幕2連勝とはならなかった。
富山はケネディ、フェルプス、宇都、野崎、ワットが先発した。前半からフェルプスがオフェンスリバウンドを奪って得点。前日に活躍したワットもゴール下で競り合ってシュートを決め、一進一退の攻防を繰り広げた。後半に入ると、ミスからの失点が重なった。第3クオーター(Q)に14点差までリードを広げられ、第4Qも追い上げられなかった。
次戦は12、13の両日、青森市のカクヒログループスーパーアリーナで青森と対戦する。
富山以外の試合では、今季昇格した福井、鹿児島が開幕2連勝とした。東地区の福井は1部(B1)から降格した信州を91―76で破り、西地区の鹿児島は福岡に79―72で競り勝った。
昨季と同じ「負けパターン」
ターンオーバーからの失点-。何度も繰り返したこのプレーは、成績が振るわなかった昨季の富山を見ているかのようだった。「負けにいくバスケをした」とダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は肩を落とした。
序盤はゴール下でフェルプスやワットが得点を重ね、第2クオーター(Q)に最大11点差を付けた。「これで勝てると思った選手が多かった」とゴメスHCが言うように、チームに油断が生じた。守備がほころび、3点シュートやレイアップシュートを簡単に決められ、結局4点差で前半を折り返した。
後半に入っても、悪い流れを変えられなかった。相手にフィジカル面で押し負ける場面が目立ち、インサイドからの攻撃が止められた。堅い守りに手を焼いてシュートに持ち込めず、攻撃が単調になり連係ミスから失点した。
ターンオーバーは全16個中、後半に11個を記録。昨季の「負けパターン」に陥った。ゴメスHCは「昨年のような敗者のメンタリティーを持ってほしくない」と選手に切り替えを求めた。(山本光里)
富山 81 - 99 神戸
(1Q) 23 - 19
(2Q) 23 - 23
(3Q) 13 - 31
(4Q) 22 - 26
▽観衆 4065人