今月の一冊
子どもだった作者がじっさいに会った
知の巨人・翁久允の少年時代をえがく。
室井滋 × 長谷川義史のコンビによる新作絵本。
2023年
定価:1,650円(税込)
A4変形判、上製本 32ページ

 

2023年4月に室井滋が富山県高志の国文学館長に就任して、はじめての絵本。
立山町出身の作家・ジャーナリスト、翁久允(おきな・きゅういん)をモデルに、実話を基にした物語。
2023年12月16日から同文学館で開催の「没後50年 コスモポリタン 翁久允 OKINA Kyuin 脱日本人!展」に合わせて出版された。
ストーリーは、小学2年生の主人公・マリ子が、白ヒゲのおじいさんキューちゃんこと翁久允の自宅を訪れた時、キューちゃんから、あるイタズラと日記の思い出を聞かされる。 作者はこの本を通して「自分の気持ちを素直につづる楽しさを、子どもたちに知ってもらえたら」と話す。子どもはもちろんのこと、大人にも広く読んでいただきたい一冊。
●遊んで学べる「キューちゃんの人生すごろく2種(アメリカに行くぞ編、日本を知るぞ編)」と切って使える登場人物コマ付き。
●本文のすべての漢字にルビ(ふりがな)付き。

 

在庫あり
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