富山県酒造組合は4日、富山市丸の内の組合事務所で、県内の蔵元15社の新酒の出来を確かめる「きき酒研究会」を開いた。

 各蔵元は、審査員を務めた金沢国税局鑑定官や県食品研究所の研究員ら専門家から講評を受けた。日本酒の製造技術の向上につなげる。

 出品されたのは吟醸酒37点と純米酒10点、「金沢酵母」を使った清酒21点の計68点。審査員13人が順に口に含み、香りや味を確かめ「適切な発酵管理ができているか」など製造技術に関する評価を行った。

 審査委員長の坂本和俊鑑定官室長は、原材料のコメが猛暑の影響を受けたものの、酒の味を損なわないよう、コメの品質に応じた醸造技術が用いられていると指摘。「冬場の寒暖差でもろみの発酵管理が難しかったと思うが、いい出来栄えとなっている」と語った。