冬のお風呂で、脱衣所や浴室の寒さが気になったことはないだろうか。暖かい部屋から寒い空間へ移動する入浴時は、思っている以上に体へ負担がかかりやすい。特に冬場は、リビング・脱衣所・浴室と部屋ごとの温度差が大きくなりがちだ。今回は、そんな温度差をやわらげるために、家電を使って無理なく取り入れられるヒートショック対策を紹介する。

【画像】「こんなに寒かった?」お風呂前後をラクにするヒートショック対策家電

■ヒートショックは「急な温度差」がきっかけになりやすい

 ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動することで起こりやすいとされている。冬の入浴時は、暖かいリビングから寒い脱衣所、さらに浴室へと移動する中で、短時間に何度も温度差を受けやすい。

 なかでも脱衣所は暖房が行き届いていないことも多く、「少し寒いだけ」と見過ごされがちな場所だ。対策の基本は、入浴前後の温度差をできるだけ小さくすること。家電を使えば、生活の延長で無理なく環境を整えやすくなる。

■脱衣所を暖めて、入浴前の冷えを防ぐ家電

 ヒートショック対策として、まず意識したいのが脱衣所の寒さだ。服を脱ぐタイミングで体が冷えると、急な温度変化を受けやすくなる。入浴前に数分だけ暖めるだけでも、冬のお風呂時間の安心感は大きく変わる。

○人感センサー付き 小型セラミックヒーター
 脱衣所の出入りに合わせて自動で運転してくれる、人感センサー付きタイプ。人を感知してON/OFFを切り替えるため、操作の手間が少なく、消し忘れ防止にもつながる。入浴前後の短時間使用でも取り入れやすく、温度差対策を習慣化しやすい。

○セラミックファンヒーター(900W・速暖タイプ)
 短時間でしっかり暖めたい人に向いた、パワー重視のセラミックヒーター。約900Wの出力で、入浴前に脱衣所全体の温度を一気に上げやすい。転倒OFFや過熱保護など、安全面に配慮された設計もポイントだ。

■浴室・入浴前後の寒さをやわらげる家電
 脱衣所に加えて、浴室に入った瞬間の冷えや、お風呂上がりの寒さにも目を向けたい。浴室と脱衣所、廊下との温度差が大きいと、体への負担は重なりやすい。空間全体の冷えを和らげることで、急激な温度変化を感じにくくなる。

○壁掛け式 人感センサー付きヒーター
 床に置かずに使える壁掛けタイプは、脱衣所や浴室前の動線に取り入れやすい。人感センサーにより、入浴前後の出入りに合わせて自動で暖房が作動する。スペースが限られる家庭や、安全性を重視したい場合の選択肢として検討しやすい。

○スリーアップ ミニパネルヒーター(脱衣所・トイレ向け)
 風を出さず、じんわりと空間を暖めるパネルヒーター。出力は控えめだが、脱衣所やトイレなど小さな空間の底冷え対策に向いている。入浴後に体が急に冷えない環境づくりを、さりげなく支えてくれる。

 ヒートショック対策で大切なのは、特別なことをするよりも、入浴前後の温度差を小さくすること。脱衣所や浴室の寒さは、家電を使えば日常の延長で無理なく整えやすい。まずは「一番寒い」と感じている場所から、できる対策を取り入れてみたい。