済生会富山病院(亀山智樹院長)は26日、脳卒中の患者の救急対応が難しいため、来年1月から他の医療機関に受け入れを求めると発表した。脳神経外科の医師の人手不足や働き方改革の影響が理由で、外来診療は継続する。
対応が困難となるのは▽急性期脳梗塞が疑われ、血栓溶解療法や機械的脳血栓回収術を行う可能性がある▽突然の頭痛や意識障害、運動まひなどで頭蓋内出血が疑われる▽頭部外傷で入院加療や手術を行う可能性がある▽てんかん発作が5分以上続く-の4症例。
同病院は、富山医療圏で重症患者を受け入れる2次救急の輪番を担っており、担当の時間に4症例の患者がいる場合、富山大付属病院に依頼する。