富山大は14日、富山市の同大杉谷キャンパスで「将来を見つめる座談会」を開いた。医師や看護師、薬剤師を目指す県内の中学生34人が若手教員や学生らと交流し、仕事内容ややりがいに理解を深めた。

 座談会には医学部や薬学部、和漢医薬学総合研究所の教員と学生計9人が参加し、研究テーマや学生時代に打ち込んだことを紹介。仕事の魅力を問われると、同大付属病院第一内科診療助手の木戸敏喜さんが「どのような時代でも必ず求められること」、薬学部講師の大石雄基さんは「誰も作ったことがないものを自分の手で作れること」と話した。

 齋藤滋学長による講話もあり、産婦人科医としての経験を踏まえ「数学や理科、英語などを幅広く学んでほしい」と呼びかけた。

 座談会は地域医療を担う人材の育成につなげようと毎年実施し、5回目。