「滑らない神社」として知られている富山県氷見市の胡桃(くるみ)火神社は24日、合格祈願や車のスリップ防止などのお守りに「御霊遷(みたまうつ)しの儀」を行った。25日から同神社とJA氷見市八代支所で販売する。
胡桃地区は過去に何度も地滑りが起きた。1964年は集落が大きな被害を受けたが、同神社は土砂が社殿を避けるように流れたため無事だった。縁起がいいことに着目し、2007年から地元の自治会などがお守りの制作を行った。21年からは同神社活性化委員会が引き継ぎ販売している。
お守り2種類325個と絵馬85枚、地元で収穫したてんたかく(1・8キロ)18袋を合格祈願米として供え、神事を執り行った。
お守りと絵馬は各千円で、お守りは7柄10色の錦袋と赤瑪瑙(めのう)石を付けた2種類を用意した。合格祈願米は2千円。売上は神社の維持管理に充てる。同委員会事務局の森昭市さん(77)は「験担ぎにしてもらい、めでたい結果が出るように願っている」と話した。