希少性の高さを、仏教で3千年に一度咲くとされる伝説上の花「優曇華(うどんげ)の花」に例えられる昆虫のクサカゲロウの卵が20日、富山県高岡市横田町の有礒正八幡宮に奉納された。優曇華の花は「めったに起こらない幸運」を表すことから、上田正宙宮司は「参拝客に幸福を招いてほしい」と話している。
近くに住む氏子の男性が数日前に自宅の庭で発見した。珍しい卵を神様に見てもらおうと、19日に同八幡宮に届け、20日に奉納した。細い糸の先に小さな卵が20個ほど付いており、糸は長いもので1センチ程度とごく小さい。
上田宮司によると、今後ふ化するとみられ、参拝客が見られる形で展示するという。「見つけるのが難しいとされる珍しい卵をぜひ見に来てほしい」と話した。