富山県氷見市柳田に譲渡型の保護猫カフェ「ミーアポシェ~ねこはん~」が22日、オープンした。店主の辻美亜里さん(33)は「人も猫も笑顔になる場所にしたい」と張り切っている。

 保護猫団体でボランティア活動をしてきた辻さんが、「一匹でも多くの命を救いたい」と、近所の空き店舗を改修して開いた。来店者は気に入った猫の里親になることができ、飼育のアドバイスなども受けられる。カフェ利用料の一部は保護猫活動費に充てられる。

 店内には辻さんが自宅で保護していた7匹がいる。うち三毛猫の「りんどう」が店長を務める。猫たちはおもちゃの猫じゃらしで遊んでもらったり、キャットタワーに上ったりして来店者と戯れていた。辻さんは「里親が見つかればうれしい」と願う。利用料は一般30分千円から。各種ドリンクメニューもある。

 クラウドファンディング「CFとやま」で募る開業資金は第一目標の100万円を達成。12月12日までさらに支援を募っている。