能登半島地震復興支援の無料ロビーコンサートが20日夜、富山県の氷見市芸術文化館であり、視覚障害がある白杖(はくじょう)のトランペット奏者、藤井幹人さんとソプラノ歌手でフルート奏者、藤井ひろみさんの夫婦デュオがピアノの名器スタインウェイの伴奏に乗せ、来館者の心に染み入る音色を響かせた。

 藤井幹人さん(石川県白山市)は元オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバー。2024年に退団後も能登地方などで復興支援コンサートを開くなど、妻と共に演奏活動を続けている。ピアノは間部栄司さん(黒部市)が担当した。

 3人はピアソラ作曲「リベルタンゴ」で息の合った演奏を披露。幹人さんはオペラ「アイーダ」の「凱旋行進曲」などを力強く演奏し、ひろみさんは復興の願いを込め、竹内まりやさんの「いのちの歌」を情感豊かに歌い上げた。

 ロビーコンサートは被災者の心の復興をと氷見ロータリークラブ(積良岳会長)が企画。5回シリーズの最終回で約100人が来館した。北日本新聞社後援。