第7回マインクラフトカップの北陸ブロック地区大会は9日、富山県のイオンモール高岡であり、予選を勝ち上がった11チームがブロックで構造物をつくるゲーム「マインクラフト」(通称・マイクラ)で防災のアイデアを発表した。

 大会の運営委員会(東京)が開き、「未曾有(みぞう)の災害から人類の命をまもれ」をテーマに募集。富山と石川、福井、新潟の4県から346点が集まった。

 小学生以下で組む小学生編成と中学生以上19歳以下でつくる中学生編成の各部門で競った。1分間の自主製作動画とスピーチで発表し、構想力や表現力など六つの基準で審査した。

 中学生編成で県内から唯一出場の「CoderDojo富山2025」は立山・弥陀ケ原火山の噴火を想定。人工太陽を設置した地下シェルターや復興後に火山灰を用いて栽培するミカンの特産品化を提案した。

 富山市南部中学校2年の中島吉哉さん(13)は立山カルデラ砂防博物館の学芸員に取材するなど丹念に情報を集めたとし、「災害対策について学べ、成長できた」と話した。