富山市とブリヂストン(東京)は8日、同社が開発したパンクしない次世代タイヤ「エアフリー」の実証実験を市内でスタートさせた。市が富山駅北口などで運行するバス型の低速電気自動車(EV)に装着し、24日まで乗り心地や実用性を検証する。エアフリー装着車が一般客を乗せて公道を走るのは全国で初めて。
実験は市と同社が2月に結んだ協定の一環。エアフリーは接地面とホイールの間に特殊な樹脂が入っており、空気の代わりに衝撃を吸収する。パンクの心配がなく、空気圧の調整もいらないため、メンテナンスを大幅に効率化できる。
富山駅北口広場や県美術館・富岩水上ライン乗場前を起点とする片道約1・5キロのコースを巡る。運転手や乗客を対象にアンケートを行い、振動やメンテナンス性能を調べる。問題がなければ、来年から同EVで実用も視野に入れる。
8日は出発式が行われ、同社の太田正樹新モビリティ事業部門長が「安全性やサステナビリティといった提供価値を検証したい」とあいさつ。市民らは車両に乗り、感触を確かめた。