富山県射水市中央町の獅子舞保存団体「獅子絵田(えでん)獅子方衆」は、香川県高松市で11月1、2日に開かれる「獅子舞王国さぬき2025」に県内の獅子舞団体として初めて参加する。本番に向け稽古に励んでいる。
香川県は獅子舞が盛んで、大会は文化継承などを目的に2009年から開かれ、今年は香川県内を中心とする団体約50組が一堂に会す。獅子絵田獅子方衆の出演は大会関係者とのつながりが縁で決まり、小学生から50代までの約30人が参加する。
たいまつを使って荒々しく舞う「大廻(おおまわ)り」や、獅子を酒で酔わせて仕留める「よいよい」など10演目を披露する。
新湊中学校で28日に行った練習では細かな所作や立ち回りを確かめた。団長の三盃(さんぱい)憂治さん(38)は「射水や新湊の看板を背負う気持ちで参加する。射水で見たいと思ってもらえるよう魅力を伝えたい」と話した。