全国健康保険協会(協会けんぽ)富山支部は22日、2024年度の検診データの集計結果を公表し、富山県は「睡眠で休養が十分とれていない」と答えた人の割合が41・0%だった。休養が十分とした割合からみると全国32番目で、17年度から7年連続だった全国ワーストは脱却した。
割合は全国平均40・3%で、富山県は男性38・7%、女性44・7%だった。同支部の独自の調査でも24年度は睡眠で休養がとれている人の割合が以前より高くなっていた。
同支部の担当者は「睡眠に関する情報発信が近年増えて県民の意識が高まっている」と指摘。シンポジウムの開催など同支部が各種機関と連携した取り組みも意識改善につながった可能性があるとしている。