富山商業高校(富山市庄高田、宮池秀洋校長)は10日、自転車に乗る際のヘルメット着用推進に積極的に取り組んでいるとして、県警の「自転車安全利用推進校」に選ばれた。不二越工業高校に続き2校目。
富山商業は校則に「ヘルメット着用推奨」を盛り込んでいるほか、部活動ごとの呼びかけや着用率の調査など独自の取り組みを進めている。県警は今後、ホームページや交通安全イベントなどで同校の活動を広く紹介する。
2023年の道交法改正で、自転車に乗る際はヘルメットの着用が努力義務になったが、県警によると、県内の着用率は16・7%(今年6月時点)で、特に高校生は低いという。
県警が10日に同校で行った指定式では、生徒会長の森田橙満(とうま)さん(2年)が井上数也県警交通部長から指定書を受け取った。風紀委員長の斎藤樹之(じゅ の)さん(3年)が「ヘルメットを着用します」「ながら運転はしません」などと宣言した。