となみチューリップ球根まつりは10日、富山県の砺波市チューリップ四季彩館で始まった。県内の生産者が育てた球根が通常価格の2割引で販売され、多くの人が買い求めた。6年ぶりに球根詰め放題も行われ、人気を集めた。13日まで。
150品種10万球が用意された。県育成品種では昨年発表のピンクのユリ咲き「春のワルツ」や、定番の「黄小町」などが並んだ。生産者の顔写真を添え、「丹精込めてつくりました」「よりよい球根を届けるために頑張ります」といったメッセージが掲示された。生産者が育成した品種では白の一重咲き「白鷹」や、ユリ咲き「真鶴」が初登場した。
球根詰め放題(1回千円)はピンクの「ミスティックファンアイク」が用意され、順番を待つ長い列ができた。
球根産地として魅力をアピールしようと、県花卉(かき)球根農業協同組合や砺波市球根組合、同市花と緑と文化の財団などでつくる実行委が毎年企画し、24回目。北日本新聞社後援。