国勢調査を装った不審なメールが届く事例が、富山県内で複数件発生している。詐欺などの犯罪につながる恐れがあるとして、県統計調査課が22日、注意を呼びかけた。
同課と県警は22日までに、富山と高岡、砺波の3市で計3件の事例を確認。このうち高岡市では、メールに記載されたURLを開くと、電話番号の入力を要求するフォームが表示され、不審に思った市民が同市へ連絡したという。
同課は「メールで国勢調査が行われることは絶対にない」とし、不審なメールのURLや添付ファイルを開かないよう注意喚起している。調査員をかたり年収や預貯金額、クレジットカード番号などを尋ねる訪問や電話にも警戒してほしいとした。