2025年9月13日(土)~15日(月)【場所】岐阜県内
一般社団法人 海と日本PROJECTin沖縄県は、9月13日(土)・14日(日)・9月15日(月)に、「岐阜県」を舞台に「体験合宿イベント!川と海からひも解くつながり~岐阜と沖縄の未来への約束~」を開催いたしました。沖縄県内の小学5・6年生18名が、自然科学・河川環境の専門家や地元の方々など、自然環境の最前線の講師陣による体験学習プログラムへ参加しました。全長166kmの一級河川、日本三大清流の岐阜県長良川の学習、伝統漁法の鵜飼の学習、岐阜市立藍川北学園との交流学習、岐阜県の県魚アユの学習など、生物多様性を育む日本三大清流の長良川の調査を行いました。「海に触れたい、海を体験したい、海を学びたい」そんな思いを持つ子どもたちが「雨から川へ、川から海へ」水の循環について学び、川と海で繋がる未来について考える3日間となりました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
・開催概要「川と海からひも解くつながり~岐阜と沖縄の未来への約束~」岐阜県には海がなく、代わりに沖縄では触れる機会のない雄大な「清流長良川」という自然環境を有します。長良の人々にとって漁業の場であり、遊びの場であり、そしていつも暮らしのすぐ隣にある清流を、さまざまな角度から五感で体験します。
そんな長良川でいまも大切な存在として親しまれているアユは、生活史の中で川と海を行き来する魚で、海のない岐阜が海とつながっていることを象徴する魚でもあります。しまうみ探検隊の沖縄篇では失われてしまったリュウキュウアユをテーマに、海と川のつながりを学びました。岐阜篇ではアユという魚をひとつのキーワードとして、川と海のつながり、川と地元の人々とのつながり、生き物と環境のつながりへの理解を深め、貴重な自然とそこに生きる生きものが再び失われることのないよう、私たちにできることを考えます。また地元沖縄の海の自然の素晴らしさにもあらためて目を向け、自分がどう関わっていくのか、大人になるころにどうであってほしいのかも考えます。
・日程:2025年9月13日(土)14日(日)15日(月)
・開催場所:岐阜県内
・参加人数:18名
・協力団体:(一社)海と日本プロジェクト岐阜、(一社)キュリオス沖縄、琉球放送(株)
■伝統漁法 鵜飼を学ぼう!
日時:9/13(土)18:50~20:30
場所:岐阜県岐阜市長良川
内容:地元の生活に根付いた伝統漁法を学ぼう
■沖縄・岐阜合同学習!岐阜の県魚、アユを五感で知ろう!
日時:9/14(日)9:15~10:15
場所:岐阜県清流長良川あゆパーク
内容:食べることを通して育て、守られている岐阜県のアユ。現状や未来に向けての取り組みを学ぼう。
■座学・世界農業遺産「長良川のアユ」について学ぼう!
日時:9/14(日)10:20~11:15
場所:岐阜県清流長良川あゆパーク
内容:岐阜の川の現状と、そこに住む人々や生き物のつながりを理解する。
■川と海の恵みに感謝。アユを食べよう!
日時:9/14(日)11:20~11:40
場所:岐阜県清流長良川あゆパーク
内容:串打ちしたアユの塩焼きを味わい、川と海が育んだ命が、私たちの命へとつながることを感じよう。
■水族館で岐阜の川の環境と生物を学ぼう!
日時:9/14(日)14:40~17:00
場所:世界淡水魚水族館アクア・トトぎふ
内容:長良川と岐阜の生き物の形態と、その生態や環境との関係を理解する。
■座学・地元の人からお話を聞こう+まとめ学習
日時:9/14(日)19:30~21:00
場所:ぎふ長良川温泉ホテルパーク会議室
内容:これまでの体験を踏まえて、長良川やその周囲の自然と生き物、海とのつながりへの理解を深め、環境のために私たちができることを考える。
■山のうえから見下ろして、川の大きさと上流~海までのつながりを感じよう。
日時:9/15(月)9:10~10:00
場所:ぎふ金華山ロープウェー展望台
内容:長良川の全体を見ながら、降雨から河口までの水の流れを理解する
■伝統漁法 鵜飼を学ぼう!
鵜飼観覧船に乗船し、伝統漁法「鵜飼」について学びました。鵜飼は長良川を代表する伝統漁法で、魚を丸呑みする習慣のある水鳥「鵜」を手縄で操り鮎を捕らえる漁法です。かがり火が水面を赤く照らし、鵜と鵜匠の姿が水面に浮かぶ幻想的な光景に、子どもたちからは「感動する!」「思ったより船の進むスピードが速い!」などの歓声があがりました。
■沖縄・岐阜合同学習!岐阜の県魚、アユを五感で知ろう!
岐阜市立藍川北学園の仲間と再会!交流を深めた後は、長良川あゆパークでアユの掴み取り体験を行いました。アユの動き、色、形、歯の形状や、匂いや手触りなど実際に手で触ったり泳ぐ様子を観察しました。実際アユを手に取って香魚と呼ばれる「匂い」や「体の長さ」など、アユの特徴を学びました。

■座学・世界農業遺産「長良川のアユ」について学ぼう!
清流長良川あゆパークアユの学習室で、世界農業遺産「長良川のアユ」について学びました。人の生活、水環境、漁業資源が連環する里川のシステム「長良川システム」を学び、長良川の生き物や森と川と海の繋がりを知り、生態系や伝統文化が密接に関わっていること学びました。
■川と海の恵みに感謝。アユを食べよう!
掴み取りしたアユで串打ち体験を行いました。アユを美味しくふっくらと焼き上げる技術と、川を泳ぐようなアユの姿を表現しながら身に均一に火を通すための工夫を学びました。串打ちしたアユの塩焼きを味わい、川と海が育んだ命が、私たちの命へとつながることを学びました。
■水族館で岐阜の川の環境と生物を学ぼう!
世界淡水魚水族館アクア・トトぎふで、長良川と岐阜の生き物の形態と、その生態や環境との関係を学びました。清流・長良川をイメージした源流、上流、中流、下流など各流域の川の中の生き物の展示から、長良川の各流域の生き物の違いや、外来種が環境にあたえる影響を考えました。
■座学・地元の人からお話を聞こう+まとめ学習
ぎふ長良川温泉ホテルパーク会議室で、アユの特徴や生態、アユと地域との繋がりについて学びました。これまでの体験を踏まえて、長良川やその周囲の自然と生き物、海とのつながりへの理解を深め、未来の自然環境のために私たちができることを考えました。沖縄と岐阜との未来への約束として、海や川やアユへのメッセージ、自分自身への未来への約束を手紙として表現します。この手紙は名護博物館に展示されます。

■山のうえから見下ろして、川の大きさと上流~海までのつながりを感じよう。
「川から海へ。海から雨になって川へ。」水がどのように循環し、長良川の流域と森がどのように関係しているか座学で学びました。座学の後は実際に金華山まで登り、山の上から長良川の大きさと上流から海までの繋がりを振り返りました。
参加した子ども・保護者からの声
・長良川の流域や場所で魚の種類がかわるということ初めて知りました。全部楽しかったです!・今回のプロジェクトはウチの子にとってとってもいい刺激だったと思います。安全や保護者にたくさん配慮していただき本当にありがとうございました!本当にお疲れ様でした!番組放送を楽しみにしてます!
・こんな素晴らしい企画に参加でき、とても良い経験をさせていただき感謝でいっぱいです。帰ってからも岐阜での経験を話しております。いろんな知識のある先生方から学んだこと、お友達ができたこと、長良川でアユを掴んだり食べたりしたこと、初めての体験をたくさんしたことなど、よっぽど楽しかったということが伝わりました。お土産のアユもとっても美味くいただきました。ありがとうございます。スタッフの皆様、参加してくださったお友達。本当に3日間どうもありがとうございました。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本PROJECT in沖縄県
URL:https://okinawa.uminohi.jp/
活動内容:沖縄の海を未来につなげるために、地域の企業・団体と連携し、イベントや放送を通して海のことを考えるきっかけをつくり、行動する人を増やすための活動に取り組んでいます。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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