県生活協同組合連合会の第23回「平和のつどい」が15日、富山市のボルファートとやまで行われ、戦争の記憶を次世代に伝える高校生有志の団体「輪音(わおん)」代表の西田七虹(ななこ)さん(富山国際大付属高2年)が講演した。広島で被爆したピアノの演奏もあった。
西田さんは、富山大空襲を体験した祖父に、母を交えた親子3代の語り部としても活動。「私たちは、戦争体験者の肉声を聞ける最後の世代。二度と祖父が体験したようなことが起きてほしくない」と話した。
被爆ピアノは80年前、広島の爆心地近くで爆風や放射線を受けた。ガラス片が刺さった傷跡が残るピアノで、県在住のピアニストらがディズニー音楽などを演奏した。
平和のつどいは連合会が2年に1回開催。約250人が来場した。
