国宝瑞龍寺のライトアップイベント「夜の祈りと大福市」が13~15日、富山県高岡市関本町の同寺で行われる。12日は設営と試験点灯があり、荘厳な大伽藍(がらん)が美しく照らし出された。
実行委員会のメンバーらが、華やかな和傘100本を仏殿前の芝生に広げ、山門前には複数のビニール傘を球状に組み合わせた「傘玉」30個を設置。山門や法堂(はっとう)を照らす光の向きや色合いを調整し、和傘や傘玉に当てるライトの具合も確認した。
イベントは例年8月に行っているが、能登半島地震による法堂修復の完成を記念して9月に開催。大茶堂では日本盆栽協会高岡支部の盆栽展があり、近くにフォトスポットとして和傘のアーチを設ける。駐車場では大福市として飲食店8店が出店する。
時間は午後6時~同9時。初日は同6時半から仏殿前で、高岡市金屋町に伝わる民謡「弥栄節」の踊りが奉納される。
夜間拝観券(運営協力費)は千円、中学生以下無料。北日本新聞社共催。
特別御朱印を授与、射水神社と瑞龍寺
高岡市古城の射水神社と同市関本町の国宝瑞龍寺は、13日から行うイベントに合わせた特別御朱印を作った。同日から授与する。
遷座150年を記念した式年大祭(13~16日)を行う射水神社は、新造した御鳳輦(ごほうれん)と二上射水神社がそれぞれデザインされた2種類を用意。いずれも限定千枚で、射水神社と二上射水神社の授与所で配る。初穂料は1枚500円。
ライトアップイベント「夜の祈りと大福市」(13~15日)を行う瑞龍寺は、射水神社とイベントの開催時期が重なったことから、神社を意識した日の丸を背景に、金色の竜と鳳凰(ほうおう)が描かれた特別御朱印を作製した。1枚300円で授与する。
当日券購入者には烏枢沙摩(うすさま)明王が描かれた用紙も渡す。