拡張現実(AR)や仮想現実(VR)技術を活用した防災研修会が29日、富山県の上市町役場であり、町内の自主防災会長ら約30人が災害を疑似体験した。
町自主防災会連絡協議会(土肥博之会長)が主催。昨年8月に町と包括連携協定を結んだあいおいニッセイ同和損害保険富山支店の社員が講師を務めた。
地震と浸水、火災の3種類の災害を体験できるコーナーを設けた。参加者はVRで、家や学校で震度5の地震があった際の様子を確かめた。ARでは、タブレットに床が泥水で浸水した映像が表示され、つえで障害物を避けながら避難。火災時の煙の動きなども体験した。