富山県上市町のかみいち総合病院は28日、町の産後ケア事業を利用した母親に腰部サポート器具「ガードナーベルト」をプレゼントする試みをスタートした。

 出産後は骨盤が不安定になることがあり、腰痛を招きやすいことに加え、育児や家事などで腰への負担が大きくなる。器具は腰の負担軽減や骨盤ケアにも効果があるとされ、子育て支援の一環として贈る。

 ガードナーベルトは、町の民間出資法人「KAMIICHIチャレンジ」(中田雄大社長)が仲介した企業版ふるさと納税で、7月に販売会社のガードナー(福岡市)が120個などを寄付。このうち100個を活用した。

 28日は病院でのデイケア利用の母子に贈呈し、看護師が骨盤を整える体操などもレクチャーした。8カ月になる二女の紬ちゃんと共に利用した神谷彩子さん(32)=同町黒川=は「産後に腰痛が続いているので助かる」と話した。