富山県上市町でインターンシップを体験した東洋大の留学生による企画提案発表会が25日、町役場で開かれた。中国とミャンマー、モンゴル、ベトナム、台湾の留学生9人が「人が集まりやすいまちづくり」をテーマに、移住促進や観光誘客など町の課題解決につながるアイデアを披露した。
留学生は3人ずつのグループごとに発表。世界を旅しながらITを使ってリモートで働く「デジタルノマド」の誘致を目指したグループは、通信環境の整備や、町や町商工会の起業支援制度の改善策などを提言した。
外国人旅行者に上市のディープな魅力に触れてもらう旅行プランを提案し、ポスターのサンプルを発表したグループもあった。中川行孝町長が講評し、町への再訪を呼びかけた。
町は2023年度から、留学生の地方就職などを促す国のプログラムに取り組む同大と連携してインターンシップをスタート。留学生は12日から町内に滞在し、住民と交流したり、自然や伝統文化に触れたりして町の魅力を体感した。