富山県の富山市は30日、定額減税補足給付金の支給額などを記した案内を、対象外の人に送付したり、対象者に送らなかったりしていたと発表した。記載した支給額が誤っていたケースもあった。対象者を判定するシステムのプログラムに誤りがあったことが原因。市は記者会見を開いて陳謝した。

 給付金は、2024年の定額減税で減税しきれなかった分を補うため支給する。市は28日に案内を発送。支給対象にならない186人に送ったほか、対象の824人に送付していなかった。支給額を多く記載したケースは80人分あった。

 29日に問い合わせた市民が、対象であるにも関わらず案内が送付されていなかったことが判明。確認したところ、業者に委託したプログラムの誤判定が分かった。

 市は30日中におわび文書を発送し、8月4日以降に正しい案内を送る。再発防止に向け、確認作業を徹底するとしている。