富山県氷見市阿尾のNPO法人安靖(やすらぎ)氷見共同作業所は、特製の塩分控えめの梅干しづくりに取り組んでいる。24日は職員や利用者が天日干し作業を行った。
6月下旬に市内の3カ所で梅を収穫。今年は昨年のおよそ2倍となる約96キロを10パーセントの粗塩で4たるに漬け込んだ。減塩に仕上げるため、たるの温度管理を徹底し、熟成の際は室内温度を23度に調節するなど工夫を凝らす。
この日は利用者らが梅を一つ一つ丁寧に網の上に並べた。職員は「手間をかけた分、今までで一番良い仕上がりになったと思う。まろやかで梅本来の味が楽しめる」と笑顔で話した。
天日干しは30日までに終える見込みで、8月末に市内などで販売を予定している。