富山県の氷見市比美乃江小学校の4年生56人が15日、旧JA氷見市稲積支所で地元特産の稲積梅の天日干しを体験した。

 6月の収穫に続く体験で、梅干し作りに取り組む地元の「稲積好梅サークル」(浅付とみ子代表)のメンバーが干し方を教えた。

 児童たちはメンバーから「強く押してつぶさないでね」「均等に並べてね」とアドバイスを受け、シソと漬け込んで赤く染まった梅70キロ分を網の上に丁寧に並べた。今後、メンバーが天日干しを3回繰り返し、9月に出来上がった梅干しを同校に届ける。全校児童346人が給食で味わう。

 東優理(あずまゆうり)さん(10)は「いい香りがした。重ならないよう並べるのが楽しかった」と話し、清水莉琴(りこ)さん(9)は「毎年、暑い時期に作業しておいしい梅干しを作ってくれる地元の人に感謝。早く食べたい」と笑みを見せていた。