第78回県中学校野球大会第2日は13日、立山町の立山総合公園野球場と上市町の丸山総合公園野球場で準々決勝を行い、富山中学軟式野球クラブ、明峰、氷見北部、小矢部ベースボールクラブが4強入りした。

 富山中学軟式野球クは堅い守備が光り、粘る魚津東部を振り切った。明峰はサヨナラ勝ちした。氷見北部はエースで4番の上坊寺を中心に打線が力を発揮し、4点差をつけて快勝した。小矢部ベースボールクは速星を完封した。

 最終日の19日は、丸山総合公園野球場で準決勝と決勝を行う。準決勝は富山中学軟式野球ク-明峰、氷見北部-小矢部ベースボールクの顔合わせとなる。

 上位2チームは8月5~7日に福井県で行われる北信越大会に出場する。県中学校体育連盟、北日本新聞社主催。

投打かみ合い完封 小矢部BC

 小矢部ベースボールクラブは投打がかみ合い、速星を完封で下して4強に名乗りを上げた。横川善一監督は「チームの持ち味を最大限に発揮できた」と評価した。

 両チームともに堅い守備を見せ、序盤は膠着(こうちゃく)状態が続いた。試合が動いたのは四回裏。小矢部は谷口が右翼手の頭上を越える大飛球を放ち、ランニング本塁打で1点を先制した。「アウトコースを狙った。流れを変えたかった」と谷口。五回裏には西中の三塁打を足がかりに貴重な追加点を奪った。

 投げては、杉森琥が磨いてきた制球力を生かし、相手打線を3安打に抑え、完封した。

 19日の準決勝と決勝に向け、主将の浅野は「自慢の守備に注目してほしい」と満面の笑顔。粘り強い野球で県の頂点を目指す。(杉木昂太)

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